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「専門家組織」のデータ [世相(新型コロナ肺炎関連)]

8月25日(火)

【重症化リスク】(3月までの516人分のデータ)  

男性であること 2.8倍
(基礎疾患)
高尿酸血症 3.2倍
慢性肺疾患 2.7倍
糖尿病   2.5倍
脂質異常症 2.1倍

【第1波と第2波の致死率の比較】
1~5月までを「第1波」、6月以降を「第2波」。

(全 体)  第1波  6.0%   第2波  4・7%(-1・3ポイント)
(70歳以上) 第1波 25・1%   第2波 25・9%(+0.8ポイント)

致死率を、新型コロナによる肺炎とその他すべての肺炎で比べると、
70歳未満では大差なし、70歳以上では新型コロナの方が約4倍高い。

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コロナ感染、緩やかに減少 専門家組織「7月末ピーク」 重症者増「なお警戒を」

新型コロナウイルス対策について厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は24日、「第2波」とも言われる現在の流行は7月末がピークとみられ、新規感染者数は緩やかに減少しているとの見解を示した。政府の分科会も21日に同様の見方を公表していた。一方、重症者数は増えており、感染予防の対策など警戒を緩めるべきではないと呼びかけた。▼10面=社説、27面=東京2ケタに

1人の感染者が何人にうつすかを表す「実効再生産数」は8月上旬の時点で多くの地域で1を下回り、感染は縮小しているとした。とはいえ、実効再生産数はまだ1に近い。感染者数が多い地域では、店舗への営業時間短縮や休業要請をやめると、感染が再拡大する可能性があると指摘した。

報告日ではなく発症日別の感染者数を地域ごとに分析すると、全国的にピークは7月27~29日とみられ、その後は減少に転じているという。その要因として、都道府県による自粛要請や、市民の行動変容、感染対策の徹底など行政による接待を伴う飲食店への積極的な対応などを挙げた。実際に全国の新規感染者の報告数も、8月14日までの1週間は前週と比べると1400人以上減っている。

脇田隆字座長は「今のところピークが見えるが、(波の収束につながる)ピークアウトという見解ではない」とした。

一方、重症者数は大阪府や沖縄県、愛知県、福岡県などで増加傾向にある。3~5月も、新規感染者のピークに遅れて増加しており、注意を呼びかけている。

感染症に詳しいグローバルヘルスケアクリニックの水野泰孝院長は「重症者数が減るまでは、引き続き対策を続ける必要がある」という。今後は「一定数の感染者数でくすぶり続けるのではないか」とみる。「学校の再開、9月の連休など要所要所のポイントで感染者数をチェックしながら対応していくことになるだろう」と話す。

国立感染症研究所の鈴木基・感染症疫学センター長は会合で、新型コロナ感染症の致死率について報告した。1~5月までを「第1波」、6月以降を「第2波」とすると、全体では第2波は4・7%と、第1波より1・3ポイント低かった。70歳以上では第1波が25・1%、第2波が25・9%で大きな差はなかった。致死率を新型コロナによる肺炎とその他すべての肺炎で比べると、70歳未満では大きな差がなかったが、70歳以上では新型コロナの方が約4倍高かった。(姫野直行、松浦祐子)

『朝日新聞』2020年8月25日 5時00分
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14597507.html
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