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これからのLGBT活動に必要なものは恒常的な施設 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

8月2日(日)

「東京レインボープライド(TRP)」のような広く世の中にL・G・B・Tの存在と活動をアピールする機会は、私の受講生などの意見を聞いていると、それなりの社会的な効果はあると思う。
また、たとえ年に1日、2日でも「お祭」的に発散する場は、L・G・B・Tの当事者にとって、今後も必要だろう。

ただ、これからは、「お祭」だけでなく、もっと日常的な、地に足が着いた活動、そして、そうした日常的な活動のベースになる場(施設)が必要になってくると思う。

具体的に言うなら、ラグビーW杯の「プライドハウス2019」(表参道「subaCO」)のような、時限的ではなく、ある程度、恒常的な施設。

そうしたセンター的な施設ができれば、そこにいろいろな人が集うことで、活動に必要な知識や技術を集約することができるし、イベントや講演会などの情報発信も可能になる。

「主流派」とか「非主流派」とか関係なく、集まりたい人、集まれる人が集まって、協力できることをすればいい。

ただ、東京の都心部にそうした恒常的な施設を構えるとなると、当然のことながら、かなりの費用がかかる。

広さにもよるが、維持費(家賃・光熱費・常勤スタッフ)は月額100万円くらいになるだろう。
年間1200万、3年で3600万、5年で6000万、10年で1億2000万。
個人で出せる金額ではない。

ベストは公的な補助と個人の寄付でまかなうことだが、ともかく「お金集め」が最大のポイントになる。

それさえなんとかなれば、恒常的なセンター施設の存在は、かなり大きな社会的意味を持つだろう。
そして、日本のLGBT活動の新しい時代を切り開くことになると思う。
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