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『朝日新聞』「ひと」欄に要友紀子さん [現代の性(一般)]

5月30日(土)

そこに権威を持たせるわけではないが、『朝日新聞』の「ひと」欄に、「セックスワーカーの権利運動」の「ひと」が取り上げられるのは、かなり画期的なこと。

要さんはじめ多くの人たちの努力で、日本でもようやくここまで社会的認知が広まったことを、喜びたい。
朝日新聞20200530.jpg

(ひと)要友紀子さん 風俗業従事者を支援しない国の方針に反対の声を上げた

赤い傘は「セックスワーカーの権利」の象徴だ。世界の同業者との連帯を示すこのシンボルを手に昨年11月、大阪でデモに参加した。わざとふしだらなふうを装って仲間と歩き、「そんな格好では性被害にあっても自業自得」と侮蔑の目を向ける世間に抗議した。
「風俗で働く人への偏見にも通じます」
国内の当事者らでつくる団体「SWASH(スウォッシュ)」の代表だ。1999年の設立時から、セックスワーカーの安全と健康を守るために労働実態調査や性感染症の予防啓発、相談支援などに力を注ぐ。
大阪出身で両親は社会活動家。幼少期から家には外国人や日雇い労働者、障害者らがよく訪れ、「誰かが困れば助け合って当たり前」という環境で育った。
新型コロナウイルス感染拡大で3月、政府は休業補償を決めた。しかし風俗業従事者は対象外で、誰も異を唱えない。「他の職業のように生存権を守って」と4月2日、厚生労働省に見直しを求めた。メディアが報じ、SNSで拡散され、当事者自らも「職業差別だ」とツイッターで続々と発信。5日後、国は方針を撤回した。
まともな仕事と見なされず、犯罪に遭っても泣き寝入り。そんな業界で生きる人々と20年余り、ともに歩んで思う。「セックスワーカーの命が守られるよう、社会の意識が変わるきっかけになれば」
 (文・高橋美佐子 写真・秋山理央氏)
『朝日新聞』2020年5月30日 5時00分
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14494861.html?pn=3

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