アフリカの島国マダガスカルの「抗コロナウィルス食品」 [世相(新型コロナ肺炎関連)]
4月13日(月)
アフリカの島国マダガスカルの「抗コロナウィルス食品」。
レモンとショウガと玉ねぎを混ぜた自然発酵食品。
なんで発酵させるのだろう?
乳酸菌だろうか?
あと、「ユーカリやクスノキの仲間ラビンサラ」という「魔法の葉っぱ」でお茶。
これは、日本では手に入らないな。
市場の商人。
「マダガスカルの人々は伝染病が流行するたびに民間療法に頼る。それが私たちの伝統」
「どのみち、このコロナウイルスのことはあまり真に受けてないんだ」
ここまで開き直れたら、強いな。
ちなみに、マダガスカル(人口2190万人)の現状は、
感染者104人、死者0人。
(たぶん、ほとんど検査しないだろうから、わからないのだと思う)
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マダガスカルの「抗ウイルス発酵食品」、飛ぶような売れ行き
【4月8日 AFP】マダガスカルの市場に立つニリーナ・ラボロナ(Nirina Ravolona)さん(55)は、自然発酵食品の秘密のすべてを知っている。そのラボロナさんが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に絶対に効くと売り込む治療法に疑いを持つ人はいない。
「ショウガとレモンと玉ねぎを混ぜれば、そのウイルスを打ちのめす」と、ラボロナさんは20年に及ぶ経験から断言する。「辛い食品」も免疫システムを強化し、恐ろしい病原菌を妨ぐことができると勧める。
そうした主張に医学的裏付けはまったくない。だが首都アンタナナリボ(Antananarivo)のアンボディボナ(Ambodivona)市場でラボロナさんを「マダム・ニリーナ」と丁重に呼ぶ客たちには、疑いのかけらもない。「マダガスカルの人々は伝染病が流行するたびに民間療法に頼る。それが私たちの伝統」だとラボロナさんはいう。
昨年12月に最初に確認されて以降、世界の新型コロナウイルスの感染者数はこれまでに180万人以上となり、死者は11万人を超えている。
マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)大統領は、同国の2大都市にロックダウン(都市封鎖)を発令した。だが貧しい市民らは、自宅待機令をおおむね無視している。多くの人にとって家族を養う必要性は、死に至るかもしれないこの病に感染する恐怖に勝るのだ。
■レモンとショウガに殺到
アンボディボナ市場は今週、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を新たな商機としたがる行商人でいっそうにぎわっていた。
いつもはショウガだけを売っているある行商人は、「大統領が新型コロナウイルスの感染を初めて発表してから、みんながレモンとショウガを買いに走った」と語った。わずか数日のうちに、レモンの値段が1キロ当たり2000マダガスカル・アリアリ(約60円)から3倍の6000アリアリ(約180円)に上昇した。ショウガの値段は10倍になった。
この行商人にとって、いわゆるコロナウイルス自然療法をめぐる騒ぎは、他のさまざまなものと同様、単に一つの商売の機会に過ぎない。「どのみち、このコロナウイルスのことはあまり真に受けてないんだ」と彼は語った。
■「魔法」の葉
何軒か先の露店では、薬効があるとされているユーカリやクスノキの仲間ラビンサラの乾燥葉を売っていた。
28歳の店主は「フェイスブック(Facebook)で、こういう植物の効き目を説明している投稿を見た。それで、投資のしどころだと思った」という。
彼は最新のスマートフォンの説明をするかのように気軽に「魔法」の葉を調合するレシピを説明しだした。「水を沸騰させ、葉を5枚入れる」「そしてその蒸気を部屋に拡散させる。お茶みたいに飲んでもいい」。それでコロナウイルス感染症が治るわけではないが、殺菌剤として予防に使えるのだと述べた。
ラジョエリナ大統領自らコロナウイルスに対する「免疫を増強する」方法として、代替療法を奨励している。今週テレビ放送された演説の一つで同氏は、「患者にラビンサラのエッセンシャルオイルを吸入させ、高カロリー食を与えるといい…薬と一緒にだ」と語った。
しかし、世界保健機関(WHO)はこうした代替療法に対し、大きく警鐘を鳴らしている。WHOのマダガスカル支部代表、シャーロット・ファティ・ンジャエ(Charlotte Faty Ndiaye)氏は「新型コロナウイルスはインフルエンザではない。昔ながらの治療法は疑いの目で見るべきだ」と語る。「マダガスカルの薬用植物に効果があることを示す科学的研究はこれまでない」
これに対しラボロナさんは「この大流行にはまだ何の治療法もないのだから、マダガスカル人が失うものは何もない」と切り返す。「最悪でも無駄遣い、うまくいけばウイルスに対する免疫ができる」
「AFP」2020年4月13日 12:00 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル [ マダガスカル アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3277623?cx_part=top_topstory&cx_position=4
アフリカの島国マダガスカルの「抗コロナウィルス食品」。
レモンとショウガと玉ねぎを混ぜた自然発酵食品。
なんで発酵させるのだろう?
乳酸菌だろうか?
あと、「ユーカリやクスノキの仲間ラビンサラ」という「魔法の葉っぱ」でお茶。
これは、日本では手に入らないな。
市場の商人。
「マダガスカルの人々は伝染病が流行するたびに民間療法に頼る。それが私たちの伝統」
「どのみち、このコロナウイルスのことはあまり真に受けてないんだ」
ここまで開き直れたら、強いな。
ちなみに、マダガスカル(人口2190万人)の現状は、
感染者104人、死者0人。
(たぶん、ほとんど検査しないだろうから、わからないのだと思う)
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マダガスカルの「抗ウイルス発酵食品」、飛ぶような売れ行き
【4月8日 AFP】マダガスカルの市場に立つニリーナ・ラボロナ(Nirina Ravolona)さん(55)は、自然発酵食品の秘密のすべてを知っている。そのラボロナさんが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に絶対に効くと売り込む治療法に疑いを持つ人はいない。
「ショウガとレモンと玉ねぎを混ぜれば、そのウイルスを打ちのめす」と、ラボロナさんは20年に及ぶ経験から断言する。「辛い食品」も免疫システムを強化し、恐ろしい病原菌を妨ぐことができると勧める。
そうした主張に医学的裏付けはまったくない。だが首都アンタナナリボ(Antananarivo)のアンボディボナ(Ambodivona)市場でラボロナさんを「マダム・ニリーナ」と丁重に呼ぶ客たちには、疑いのかけらもない。「マダガスカルの人々は伝染病が流行するたびに民間療法に頼る。それが私たちの伝統」だとラボロナさんはいう。
昨年12月に最初に確認されて以降、世界の新型コロナウイルスの感染者数はこれまでに180万人以上となり、死者は11万人を超えている。
マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)大統領は、同国の2大都市にロックダウン(都市封鎖)を発令した。だが貧しい市民らは、自宅待機令をおおむね無視している。多くの人にとって家族を養う必要性は、死に至るかもしれないこの病に感染する恐怖に勝るのだ。
■レモンとショウガに殺到
アンボディボナ市場は今週、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を新たな商機としたがる行商人でいっそうにぎわっていた。
いつもはショウガだけを売っているある行商人は、「大統領が新型コロナウイルスの感染を初めて発表してから、みんながレモンとショウガを買いに走った」と語った。わずか数日のうちに、レモンの値段が1キロ当たり2000マダガスカル・アリアリ(約60円)から3倍の6000アリアリ(約180円)に上昇した。ショウガの値段は10倍になった。
この行商人にとって、いわゆるコロナウイルス自然療法をめぐる騒ぎは、他のさまざまなものと同様、単に一つの商売の機会に過ぎない。「どのみち、このコロナウイルスのことはあまり真に受けてないんだ」と彼は語った。
■「魔法」の葉
何軒か先の露店では、薬効があるとされているユーカリやクスノキの仲間ラビンサラの乾燥葉を売っていた。
28歳の店主は「フェイスブック(Facebook)で、こういう植物の効き目を説明している投稿を見た。それで、投資のしどころだと思った」という。
彼は最新のスマートフォンの説明をするかのように気軽に「魔法」の葉を調合するレシピを説明しだした。「水を沸騰させ、葉を5枚入れる」「そしてその蒸気を部屋に拡散させる。お茶みたいに飲んでもいい」。それでコロナウイルス感染症が治るわけではないが、殺菌剤として予防に使えるのだと述べた。
ラジョエリナ大統領自らコロナウイルスに対する「免疫を増強する」方法として、代替療法を奨励している。今週テレビ放送された演説の一つで同氏は、「患者にラビンサラのエッセンシャルオイルを吸入させ、高カロリー食を与えるといい…薬と一緒にだ」と語った。
しかし、世界保健機関(WHO)はこうした代替療法に対し、大きく警鐘を鳴らしている。WHOのマダガスカル支部代表、シャーロット・ファティ・ンジャエ(Charlotte Faty Ndiaye)氏は「新型コロナウイルスはインフルエンザではない。昔ながらの治療法は疑いの目で見るべきだ」と語る。「マダガスカルの薬用植物に効果があることを示す科学的研究はこれまでない」
これに対しラボロナさんは「この大流行にはまだ何の治療法もないのだから、マダガスカル人が失うものは何もない」と切り返す。「最悪でも無駄遣い、うまくいけばウイルスに対する免疫ができる」
「AFP」2020年4月13日 12:00 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル [ マダガスカル アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3277623?cx_part=top_topstory&cx_position=4
2020-04-13 16:47
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