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BCG接種仮説 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

3月29日(日)

アメリカの死者が2000人を超えた。
28→29日は1日に859人を超える最悪ペース。

それにしても、日本よりずっと遅く(最初の死者は半月以上遅い)ウィルスが入ったアメリカの死者が、実数比で日本の41倍、人口比で100倍以上って、どう考えても説明がつかない。
(イタリアは人口比で日本の403倍)

「結核ワクチンBCG接種仮説」については、細菌とウィルスでは感染の機序がまったく違うので、最初はマユツバだった。
(池田信夫氏)agora-web.jp/archives/2045075.html
(大隅典子先生)https://blogos.com/article/446483/

しかし、さして障壁もない隣国であるスペイン(BCG非接種)とポルトガル(BCG接種)の死者が60倍も違う(実数比5982:100、人口比だと138倍)というデータは疫学的にかなり説得力がある。

死亡者が多いアメリカ、イタリア、スペインはBCG接種を義務化していない国で、義務化している日本、ロシア、インド、ポルトガルなどで死亡者が少ないのは、やはり偶然ではない気がしてきた。

さらに、説得力があるのはドイツの状況。
ドイツは1998年にBCG義務化を止めて、新しいタイプのBCG株を使うようになったが、図のように旧西ドイツ地区と旧東ドイツ地区でくっきり死亡率に差がある。
ドイツの東西差.jpg
旧東ドイツ地区では、ソ連から導入された日本型のBCGを義務づけていた。

イランと隣国のイラクの差も興味深い。
どちらもBCGを義務づけている国で、医療事情は大差ない、むしろイランの方が若干良いように思うが、死亡率に大きな差がある(実数比2517:42、人口比だと27倍)。
イランは自国製の特殊なBCG株を使っているが、イラクは日本型のBCGを接種している。
もしかして、日本型のBCG株が特に新型コロナウィルスに有効なのかもしれない。

BCG接種を義務化していて、かつBCG日本株を使っている国、日本、台湾、タイ、イラク、オマーン、ナイジェリア(北朝鮮は不明)は、どこも周辺国に比べて、新型コロナ肺炎の死亡率が低いようだ。

また、日本の死亡例が、70代と60代の間に大きな落差がある(70代以上41例:60代以下3例)ことことも、BCGの義務化は1951年なので現在68~69歳が境になることで説明がつく。

ともかく、BCG接種を介在させると、新型コロナウィルスについての説明がつかない現象に説明がつくことが多いのは確かだと思う。
ますます有力な仮説になりそう。
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