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FtMユーチューバーの暴行事件 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(木)

昨夜、話題になっていた、FtMの暴行事件ってこれか・・・。
「男らしさ」の行き過ぎなのか、それとも男性ホルモンが悪さをしているのか?

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人気のLGBTユーチューバーが“相方”を暴行、警視庁に傷害の容疑で逮捕された

登録者数は40万
警視庁が3月17日、ユーチューバーの原英翔(えいと)容疑者(28)を傷害容疑で逮捕することが、週刊新潮の取材で分かった。原容疑者は女性から男性に性転換を行い、“LGBTユーチューバー”として活動していた。

原容疑者は、YouTubeチャンネル「キットチャンネル」を運営していたが、逮捕容疑は共演者の木本奏太(かなた)氏(28)に対する傷害罪だった。

木本氏も女性から男性に性転換を行っている。「キットチャンネル」の公式ツイッターは《元女子(女→男)》の2人である原容疑者と木本氏が出演する動画と説明していた。

3月16日現在、チャンネル登録者数は《40・2万人》と表示されている。また《LGBT YouTuberまとめ10選》や、《LGBTのYouTuber15選まとめてみた!》などのサイトで紹介されることも多かった。

原容疑者は1月31日、「奏太がいなくなりました。」の動画を公開。「約10日前、外出したら奏太くんがいなくて、机の上に手紙が置いてあった」など、木本氏と音信不通になったと報告した。

この動画については後述するが、《かなたくんの心配ってより、YouTubeの心配ばかり》、《自分は悪くないってアピールしている》、《自分の利益のことしか考えていない》などと炎上。それもあって再生回数は200万回を突破している。

一部のネットメディアも、以下のように報じた。
「キットチャンネル奏太の失踪理由はなぜ?どこに行った?手紙の内容はや(註:原文ママ)復帰はいつ?」(デイリーローズ:2月2日)
「LGBTのYouTuber『キットチャンネル』が“温度差”により事実上の解散か」(yutura:2月3日)

しかし今回の逮捕により、「キットチャンネル」が停止状態となったのは、原容疑者の木本氏に対する傷害容疑が主な原因だと判明したわけだ。

関係者の取材を総合し、2人の出会いから逮捕までを振り返ってみよう。知り合ったのは2014年のことだった。

性転換手術を考えていた木本氏は、相談依頼が可能なアテンドサービスを申し込んだ。その担当者が原容疑者だった。

当初は担当者と顧客という関係だったが、すぐに2人は意気投合。木本氏は15年12月に手術を受けるが、その後も友人関係が続いた。

最初の転機が訪れたのは17年。原容疑者と木本氏が転職で大阪から上京することになり、「生活費を安くする」ために都内でルームシェアを始めたのだ。

木本氏が動画の編集スキルを持っていたため、もともと「2人でYouTubeにチャンネルを開設したい」という計画を語り合うこともあった。それが同居で一気に具体化した。

最初は2人とも仕事を続けながら動画を撮影、公開していた。しかし制作に充分な時間が取れないことなどから、思い切ってYouTube一本に賭けることにしたという。

当初は再生回数が伸びず、生活費も稼げない時期があった。だが18年10月に1本の動画が好評を呼んだことから、“人気ユーチューバー”として脚光を浴びるようになった。

動画による収益が、エリートサラリーマンの年俸を超えるような額に達すると、次第に原容疑者の人格が変わっていったという。

木本氏が編集した動画をチェックする際、罵声を浴びせることが常態化。悪口雑言の後は「自分は怒りたくて怒っているわけではない。もともと動画作成のセンスを持っているのだから、指示されなくとも完成させるように頑張ってほしい」と労いの言葉をかけた。

全治2週間の怪我
言葉で暴力を振るった後は、一転して優しくなる。ドメスティックバイオレンス(DV)の加害者に典型的な行動パターンと言っていいだろう。

「キットチャンネル」が人気を呼び、スタッフも参加するようになると、原容疑者は木本氏に「スタッフはお前の能力が低いことに呆れている」などと説教。ことある毎に「お前は何もできない」、「お前の代わりなんて誰でもいる」、「お前は金を生み出せない」などと人格攻撃を続けた。

動画による収益は、原容疑者が管理。木本氏には小遣い程度しか渡さず、木本氏の携帯やSNSのパスワードを把握、内容をチェックした。自宅内に作られた編集室には監視カメラが設置され、木本氏の作業を見張っていた。

1日のスケジュールも完全に管理され、原容疑者は自身の携帯に玄関ドアの開閉を知らせるアプリをダウンロード。休憩時間とは異なる時間帯に、木本氏がドアが開けると、原容疑者の携帯に通知が表示された。ノルマと心労で、最近では1日に2〜3時間しか眠れなかった。

木本氏は一種の洗脳状態となり、原容疑者の指示に盲従した。「自分は能力がない」、「スタッフは全員、自分を馬鹿にしている」と思い込んだ。「うつ病になったのではないか」と心配する声もあったという。

その後も原容疑者は、スタッフの目の前で木本氏に暴力を振るうなどエスカレート。動画のクオリティが悪いと難詰し、木本氏に「正座しろ。反省文を書け」と命じることもあった。

だが、原容疑者の暴言や暴力がエスカレートすると共に、木本氏も次第に「なぜ、これほどの仕打ちを受けなければならないのか」と疑問に感じるようになった。

今年1月、動画を見た原容疑者が、いつものように罵声を浴びせると、木本氏は「精一杯やった」などと反論。激昂した原容疑者に胸ぐらを掴まれ、木本氏は首元に全治2週間の怪我を負った。

木本氏は「原容疑者と話しあおうとしても、暴力を振るわれるだけだ」と判断し、手紙を残して、共同生活を送っていた一戸建てから“家出”することを決めた。

木本氏が家を出ると、原容疑者が動画を公開して炎上したのは、冒頭でご紹介した通りだ。音信不通になった木本氏の安否よりも、チャンネル継続を心配していること、共演者を気遣う内容でありながら、動画には広告が設定され、収益化を計っていたことなどを視聴者が問題視し、批判を行ったのが炎上の原因だ。

原容疑者は「奏太がいなくなりました。」の動画で、自分が暴行を加えていたとは一言も明かしていない。今回の逮捕で「キットチャンネル」のファンがどのような感想を持つかも注目だろう。

木本氏に取材を申し込むと、言葉少なにこう語った。
「僕にとって、昔も今も、家族も同然の存在であるのは間違いありません。警察の捜査を受けるというのは非常に残念な気持ちで一杯ですが、これをきっかけに反省し、彼の今後の人生が幸せなものになることを心から祈ってやみません。もう一緒に活動することはできませんが、僕自身は新しいチャンネルで動画の配信を再開したいと考えており、そのための準備も進めています」

週刊新潮WEB取材班
『デイリー新潮』2020年3月17日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03171055/?all=1&fbclid=IwAR1JqB3x54iQq-qwUKF-efvMyoUV_WVgOPPKfMCNLIh2l5r-SEIz2aJCeFM
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