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新型コロナ肺炎の国別死亡率(人口比) [世相(新型コロナ肺炎関連)]

3月16日(月)

感染者数を分母にすると、検査政策の違いが大きく反映してしまうので、人口を分母に1万人あたりの死者数を計算してみた(3月16日12時)。
イタリア 0.299
イラン  0.098
スペイン 0.084
中 国  0.024
フランス 0.020
スイス  0.017
韓 国  0.016
日 本  0.0021
アメリカ 0.0020

やはり、イタリアが突出して多い。
続いてかなり離れてイランとスペイン。

中国はイタリアの10分の1。
これは、国土が広く人口がやたらと多いから。
湖北省に限れば0.56で、イタリアの倍近くになる。

フランス、スイス、韓国はほぼ同レベル。
そこから1桁違って、日本とアメリカ。

ところで、特定の伝染病で、どれだけの人が死んだかというデータは、流行が収まって10年後くらいに、年間死亡者のグラフを描いて、凸になっている部分(通常年の平均的死亡数より多い部分=超過死亡)を積分して推定するのがいちばん確度が高い。

1918~1920年の「スペイン風邪」の日本の死者も、単純な合計では38万6000人とされるが、上記の方法による推計では約45万人になる(人口学者の速水融先生の研究)。

今回の新型コロナ肺炎の死者は、おそらくグラフに現れるほどの凸にはならないだろう(と願う)。
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