名古屋市のデイ・サービス施設・クラスター

３月８日（日）

名古屋市のデイ・サービス施設・クラスター（集団感染）。

２つのデイ・サービス施設を利用していた感染者がいたことから、感染が拡大。
まだまだ感染者が増えそう。

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死亡男性から新型コロナ　名古屋、デイサービス感染相次ぐ

新型コロナウイルス感染が拡大する中、死亡した名古屋市の高齢男性が同ウイルスに感染していたことが、複数の関係者への取材で分かった。市内南東部の高齢者向けデイサービス施設で感染者が相次いでおり、市は感染経路の調査を急ぐ。

新型コロナウイルス感染症による死亡が確認されれば、中部地方では初めて。国内ではこれまでにクルーズ船乗船者を含め、十三人の死亡が確認されている。

関係者によると、男性は市内の感染者と行動歴の重なりが確認されている。七日までに体調不良を訴え病院に搬送されたが死亡。その後遺伝子検査をしたところ、陽性反応が出たという。

市内では南生協病院（緑区）の入院患者三人の感染が判明している。このうち八十代女性が利用する緑区のデイサービス施設で、女性を含め計六人の感染が確認された。さらに、このうちの一人である八十代女性が利用していた同区の別のデイサービス施設でも、女性を含め九人の感染が確認された。

このほか市は七日、市内在住で六十～八十代の男女五人が新型コロナウイルスに感染したと発表。このうち六十代男性と八十代男性二人の計三人は、緑区のデイサービス施設を利用していた。また、七十代男性については感染経路は不明。五人とも容体は安定しているという。

このため、緑区のデイサービス施設二カ所の利用者で感染が確認されたのは、四十～九十代の男女十七人に上った。名古屋市は六日、緑区と南区の高齢者デイサービス施設計百二十六カ所に対し、二週間の休業を要請した。
『中日新聞』2020年3月8日　朝刊
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2020030802000099.html