SSブログ

性別適合手術後に女子大合格も 在学生の反対で入学断念 [現代の性(性別越境・性別移行)]

2月7日(金)

これはひどい。
韓国はTERF(trans-exclusionary radical feminist=トランスジェンダーを排除する過激派フェミニスト)の力が日本とは比べ物にならないくらい強い。
しかも、本来のTERFと、反同性愛&トランスジェンダーのキリスト教右派とが、反トランスジェンダー女性という一点で連携しているように思える。
(日本の場合、幸いにも、キリスト教右派の勢力が弱い)

日本では、こうした悲惨で理不尽な事態にならないようにしないといけない。

お茶の水女子大は在校生向けに説明会をしているし、大学側の受け入り姿勢が明確なので(腰が据わっている)大丈夫だとは思うが。

-------------------------------------------------
性別適合手術後に女子大合格も 在学生の反対で入学断念=韓国

【ソウル聯合ニュース】男性から女性への性別適合(性転換)手術を受けた後にソウルの淑明女子大法学部に合格した学生が、一部の在学生からの反対を受けて入学を断念したことが、7日分かった。

大学の掲示板に貼られた入学を歓迎する内容の張り紙と反対する内容の張り紙=(聯合ニュース)
当事者の合格者はこの日、聯合ニュースの取材に対して入学手続きを断念したと認めた上で「反対の声に恐怖感が大きくなり、決定を下した」と話した。

また、この日インターネット上に投稿した文章でも入学断念の背景を説明。「嫌悪を止めた時に社会の多様な価値を理解し、より建設的な方向に共同体を発展させることができる」と訴えた。

昨年性別適合手術を受けた合格者は、大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の約1カ月前の昨年10月、裁判所から女性への性別変更が認められたことから同大に志願。合格後、一部の在学生は大学側に抗議電話をかけ、学生会に電子メールを送るなどして反発した。

この合格者は、来年再び大学入試を受ける計画だという。

「ソウル聯合ニュース」2020.02.07 18:04
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200207004000882
------------------------------------------------
淑明女子大に性転換して合格「入学を放棄する」

男性から女性に性転換手術を受け、2020学年度大学入試で淑明女子大学に合格したAさんが、7日、入学を諦めると発表した。自分の入学をめぐる淑大在学生・卒業生たちの反対世論にプレッシャーを感じての決定だ。
Aさんは同日、ソウル経済との電話で「合格のニュースが広まり、入学に反対する動きを見ながら怖いと思った」と明らかにした。この日は淑大の新入生入学金納付の最後の日だ。
Aさんは、この5日にも「学校生活を上手くやっていけるか恐れが大きく、学校に登録をするかどうか悩んでいる」とし、入学決定に対する悩みを打ち明けたことがある。Aさんは「大学に行こうとする当然の目標と、その中の夢すら、誰かにとっては疑いの対象であり、調査の対象に過ぎないと感じた」とし、「私の人生は他の人の日常の中で絶えず無視され反対されている」と吐露した。さらに、「私の数少ない希望さえも許さないというその人たちの言動を見ながら怖かった」と付け加えた。
そのような中で、「自分をいつも強者だと思う人は、自分が弱者であるという可能性を受け入れない」とし、「このような思考では、嫌悪感ばかり再生産されるだけ」と話した。また、「成熟した人であるほど、未知の存在に対する恐怖が、もっと知っていこうとする好奇心となるべきで、無慈悲な嫌悪になってはならない」とし、「このような嫌悪は真の問題を隠し、多層的な解釈を一次元的な議論に限定させてしまう」という意見を述べた。
Aさんは「この社会が全ての人の日常を保護し、多様な価値を包容することができるように願う」とし、「私は、ここで止まったが、今後他の人たちがさらに遠く進むことができるだろうと信じている」と話した。また、「今回の事が公論化され、性的少数者に対する関心が高まった点は肯定的に受け止めている」とし、「連帯の価値について考えるきっかけとなった」と評価した。
Aさんは淑大入学を断念する代わりに、来年度の大学入試に向けて再び準備する計画だ。ただ、Aさんは「女子大をまた志望することはできないと思う」と述べ、女子大を除いた一般大学の進学計画を示唆した。
先立って、淑大を含め、徳成女子大・同徳女子大・ソウル女子大・誠信女子大・梨花女子大など、ソウル地域の6つの女子大に属する21団体は「女性の権利を脅かす性別変更に反対する」という声明文を発表した。団体側は「声明文を発表してから12時間のうちに一万人を突破した」とし、「男性から女性に性別を訂正したトランスジェンダーが女子大に入学することを反対する声は、ヘイターたちの声ではなく、ただ女性たちの安全な空間を守ることを望んでいるだけ」と主張した。
これと反対に、一部淑大の同窓生らは、「性転換者として淑明女子大学最終合格した学生を同窓生の名前で歓待する」というタイトルの署名活動を進めた。同窓生たちは「性転換過程を経た女性は入学に必要な点数と手続き的条件を備えて堂々と合格した」とし、「トランスジェンダーに対する理解不足と固定観念を根拠に”本当に女性”と”偽の女性”を分けようとする試みに強い憂慮を表する」と明らかにした。
イ・ヒジョ、キム・ジヨン記者
https://news.v.daum.net/v/20200207144148194
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。