「洋ちゃん」の訃報 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
1月18日(土)
新宿二丁目・ゲイタウンの最長老(とされる)新千鳥街「洋チャンち」の店主「洋ちゃん」の訃報。
https://city.living.jp/yokohama/onee/9785
一昨年(2018年)3月に、長谷川博史さんに連れて行っていただいて、じっくりお話をうかがった。
ありがとうございました(合掌)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2018-03-01
「洋ちゃん」は1937年(昭和12)年生まれなので、今年82歳ということになる。
1950年代後半から60年代、美貌のゲイボーイとして知られたケニーさんにかわいがられた方。
戦後混乱期の浅草からスタートして、銀座、新宿ゴールデン街・花園街、二丁目「新千鳥街」の中と遷って、今の「新千鳥街」の外側のお店に至る。
新宿花園街の奥に店を出したのが1965年(昭和40)、二丁目に移転したのは1973年(昭和48)とのことで、草創まもない70年代初頭の新宿「ゲイタウン」を知る数少ない方。
その頃の二丁目は「静かで人がいない街」「(新宿という)龍の尻尾の、また先っぽのような(外れてしまった)街」だったとのこと。
洋ちゃんは、映画『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)に女装のゲイ:キクエ役で出演している。
私は、ある程度、知りたいことをうかがうことができたが、ゲイの歴史研究者は、ちゃんと聞き取りをしたのだろうか?
亡くなってしまったら、もうお話は聞けないのだ。
私は「洋ちゃん」が81歳の時にお話をうかがったわけだが、記憶力に驚いた。
高齢の方にお話をうかがって困るのは、それが何年のことかがはっきりしないこと(それを引き出すのが調査者の腕前)。
「洋ちゃん」は「あれは何年前のこと」とちゃんと年次の目盛りが入る(まあ誤差はあるだろうが)。
その一方で、都合が悪いこと、話したくないことの時は、惚けている振りをする。
その間合いが実に見事だった。
仕事(聞き取り調査)抜きで、もう一度、飲みに行きたかった。
ご冥福をお祈りいたします。
新宿二丁目・ゲイタウンの最長老(とされる)新千鳥街「洋チャンち」の店主「洋ちゃん」の訃報。
https://city.living.jp/yokohama/onee/9785
一昨年(2018年)3月に、長谷川博史さんに連れて行っていただいて、じっくりお話をうかがった。
ありがとうございました(合掌)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2018-03-01
「洋ちゃん」は1937年(昭和12)年生まれなので、今年82歳ということになる。
1950年代後半から60年代、美貌のゲイボーイとして知られたケニーさんにかわいがられた方。
戦後混乱期の浅草からスタートして、銀座、新宿ゴールデン街・花園街、二丁目「新千鳥街」の中と遷って、今の「新千鳥街」の外側のお店に至る。
新宿花園街の奥に店を出したのが1965年(昭和40)、二丁目に移転したのは1973年(昭和48)とのことで、草創まもない70年代初頭の新宿「ゲイタウン」を知る数少ない方。
その頃の二丁目は「静かで人がいない街」「(新宿という)龍の尻尾の、また先っぽのような(外れてしまった)街」だったとのこと。
洋ちゃんは、映画『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)に女装のゲイ:キクエ役で出演している。
私は、ある程度、知りたいことをうかがうことができたが、ゲイの歴史研究者は、ちゃんと聞き取りをしたのだろうか?
亡くなってしまったら、もうお話は聞けないのだ。
私は「洋ちゃん」が81歳の時にお話をうかがったわけだが、記憶力に驚いた。
高齢の方にお話をうかがって困るのは、それが何年のことかがはっきりしないこと(それを引き出すのが調査者の腕前)。
「洋ちゃん」は「あれは何年前のこと」とちゃんと年次の目盛りが入る(まあ誤差はあるだろうが)。
その一方で、都合が悪いこと、話したくないことの時は、惚けている振りをする。
その間合いが実に見事だった。
仕事(聞き取り調査)抜きで、もう一度、飲みに行きたかった。
ご冥福をお祈りいたします。
2020-01-18 21:15
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コメント(1)
遅いですが、訃報にとてもショックです…
たまに行くと、いつも元気もらえました
まだ信じられません
by ナオ (2020-02-10 21:45)