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2019年、順子の10大ニュース [お仕事(講義・講演)]

12月25日

2019年、順子の10大ニュース
(1)5月、WHO総会でICD-11が正式採択。
性別移行を望むことの脱精神疾患化(「性同一性障害」の消滅)が決定。
世界のトランスジェンダーの望みがやっと達成された。
私にとっては、2003年以来16年に及ぶ長く苦しい戦いの末の勝利。
受講生の前でPP資料を「性同一性障害がなくなる」から「なくなった」に書き換えて、感慨無量だった。

(2)10月、性科学会・学術集会(鹿児島市)で講演。
薩摩藩の男色文化についてあらためて学ぶ機会となった。
他にも2か所ほど現地調査ができたし、なにより楽しかった。
お招きいただいた内田洋介先生に感謝。

(3)9月、沖縄調査旅行。
ゲイ・アクティビズムの最長老・南定四郎さんに、2日間たっぷりお話をうかがうことができた。
日本のゲイの歴史について、いろいろ知見を得ることができたし、人の生き方という意味でも示唆を受けた。
調査主体とトラブルになり、調査費用は全額自腹(10数万円)になったが、まったく後悔はない。

(4)年間で、論文3本、論考26本。
64歳にして自己新記録。
論文は「トランスジェンダーと法」「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」「新宿二丁目『ゲイタウン』の形成過程」。

(5)「プライドハウス東京」の動画ムービー作成。
「Japan's LGBTQ History」と「LGBTQ Shinjuku Today」
と。
「LGBTQ Shinjuku Today」、真夏のロケはたいへんだったけど、楽しかった。
「Japan's LGBTQ History」は、Twitteでの評判がさんざんで、配信停止になってしまったが、自分としては全力を尽くしたものなので、まったく後悔はない。

(6)3月、日本地理学会「都市の社会・文化研究グループ」集会(専修大学・生田)で研究報告。
「地図好きの少年」の夢がかなった。

(7)4月、「テレビ朝日」の職員研修会で講演。
私の場合、企業に呼んでいただくのはとても珍しい。
20年前、取材で知り合った記者さん(女性)が、研修関連の部署に移り、私を推薦してくださった。
うれしかった。

(8)22年ぶりの週刊誌カラーグラビア。
『週刊朝日』2019年3月15日号の「新宿の『昭和』を探す」、巻末カラーグラビア5頁の特集。
まさか、この歳になって。
冥途の良い土産。

(9)16年ぶりのNHK総合テレビ出演。
10月28日の「首都圏ネットワーク」特集「オリンピックとLGBT」。
NHKの出演は「国際」と「教育」ばかりだったので。

(10)2月、イギリスの老舗経済誌『The Economist』の取材を受ける。
「Japan says transgender people must be sterilised」(3月16日)にコメントが掲載された。

(番外1)平成→令和の御代替わりに合わせて、「トランスジェンダーの平成30年史(年表)」を作って、ブログにアップ。
https://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-03-4

(番外2)TERF(trans-exclusionary radical feminist=トランスジェンダーを排除する過激派フェミニスト)とその同調者との闘い。
トランスジェンダー女性を社会的に排除しようとする差別主義者たちには絶対に負けない。
闘いは来年も続く。
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