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井上章一先生の著作&代表作 [世相]

11月27日(水)

国際日本文化研究センターの所長に就任することが決まった井上章一先生の代表作は『パンツが見える。―羞恥心の現代史』(角川選書、2002年)だろう。
はっきり言って『京都ぎらい』(朝日新書、2015年)の何倍も学問的価値があると思う。

なのに、就任決定を伝える記事、なぜ挙げない?

次は『愛の空間』(角川選書、1999年)かな。

井上先生の著作は数多く多彩だが、けっこう系統がはっきりしている。

【建築史論系】
『霊柩車の誕生』(朝日新聞社 、1984年)
『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、1986年)
『アート・キッチュ・ジャパネスク―大東亜のポストモダン』(青土社、1987年)
 後に『戦時下日本の建築家――アート・キッチュ・ジャパネスク』と改題(朝日選書、1995年)
『法隆寺への精神史』(弘文堂 1994年)
『伊勢神宮』(講談社、2009年)
『夢と魅惑の全体主義』(文春新書、2006年)
『現代の建築家』(ADAエディタトーキョー、2014年)
『日本の醜さについて 都市とエゴイズム』(幻冬舎新書、2018年)

【人形論】
『ノスタルジック・アイドル 二宮金次郎 ―モダン・イコノロジー』(新宿書房、1989年)
『グロテスク・ジャパン』(洋泉社、1996年)
『人形の誘惑-招き猫からカーネル・サンダースまで』(三省堂、1998年)

【王権論】
『狂気と王権』(紀伊國屋書店、1995年)

【美人論系】
『美人論』(リブロポート、1991年)
『美人研究―女にとって容貌とは何か』(河出書房新社、1991年)
『美人コンテスト百年史―芸妓の時代から美少女まで』(新潮社、 1992年)
『おんな学事始』(文藝春秋、1992年)
『日本の女が好きである。』(PHP研究所、2008年)
『ハゲとビキニとサンバの国 ブラジル邪推紀行』(新潮新書、2010年)

【キリスト教受容論】
『南蛮幻想――ユリシーズ伝説と安土城』(文藝春秋、1998年)
『キリスト教と日本人』(講談社現代新書、2001年)

【性風俗史系】
『愛の空間』(角川選書、1999年)
『パンツが見える。―羞恥心の現代史』(朝日選書、 2002年)

【歴史区分系】
『日本に古代はあったのか』(角川選書、2008年)
『妄想かもしれない日本の歴史』(角川学芸出版、2011年)

【関西論・京都論】
『関西人の正体』(小学館、1995年)
『名古屋と金シャチ』(NTT出版、2005年)
『京都ぎらい』(朝日新書、2015年)
『京女の嘘』(PHP新書、2017年)
『京都ぎらい 官能篇』(朝日新書、2017年)
『大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた』(幻冬舎新書、2018年)

【阪神タイガース論】
『阪神タイガースの正体』(太田出版、2001年)
『「あと一球っ!」の精神史-阪神ファンとして生きる意味』(太田出版、2003年)

【その他】
『アダルト・ピアノ―おじさん、ジャズにいどむ』(PHP新書、2004年)

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