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今月完成の新国立競技場に187人分の人骨 [世相]

11月8日(金)

新国立競技場の工事で出土した江戸時代の人骨、187体と数も多いし、保存状態が実に良い。
形質人類学の良い資料になるだろう。

東京の街から人骨が出土することについては、鈴木理生『江戸の町は骨だらけ』(桜桃書房、2002年、ちくま学芸文庫、 2004年8月)という名著がある。
拙ブログでも、紹介したことがある。
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2015-05-08-6
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2015-05-27-2

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今月完成の新国立競技場に187人分の人骨
新国立競技場の人骨.jpg
今月末に完成予定の新国立競技場で、準備段階の工事の際に187人分の人の骨が見つかっていたことが分かりました。

国立科学博物館・坂上和弘研究主幹:「体の骨の大きさとか歯の生えている状態から大体3、4歳くらいと推定できる」

見つかったのは幼児から高齢者までの男女の骨187体です。2013年から2015年にかけて、新国立競技場の本格整備に向けた準備工事の段階で地中から発見されました。この場所には以前、寺の墓地があり、江戸時代に埋葬された人の骨とみられています。

国立科学博物館・篠田謙一人類研究部長:「ここ10年間くらいで五輪があるとか大規模開発が行われるということで、急速に人骨が集まり始めてしまって、ちょっと対応しきれなくなってきてる」

今年、都内の別の工事現場でも1000体近くの人の骨が発見されています。専門家らは当時の生活を知るうえで重要な研究対象だとして、保管場所の確保を求めています。文化庁は来年度の概算要求にこうした骨の収蔵庫を新設することを盛り込んでいます。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000168718.html

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