SSブログ

「ゲイ文献資料館」が欲しい [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

11月2日(土)

ゲイ・エロティック・アートについて調べていて、やはり日本のゲイ研究の大きな障害は、主要なゲイ雑誌の全冊を閲覧できる資料館(図書館)がないことだと思う。
 『薔薇族』(第二書房 1971年9月号~2004年11月号)
 『さぶ』(サン出版 1974年11月~2002年2月号)
 『アドン』(砦出版 1974年5月号~)
 『SAMSON』(海鳴館 1982年7月~ )
 『Badi』(テラ出版 1993年12月~2019年3月号)
 『G-men』(1995年4月~2016年2月)

『奇譚クラブ』『風俗奇譚』、そして数多く出版されたSM雑誌は、飯田橋の「風俗資料館」でほとんど閲覧できるし、同館のサイトで表紙や記事の検索もできる。

女装・ニューハーフ系雑誌は『くいーん』『ひまわり』『ニューハーフ倶楽部』が拙宅に揃っている。
1950年代の性風俗雑誌『風俗草紙』『風俗科学』『人間探究』は、私がコンプリート(『風俗奇譚』も80%ほど)。

それに比べると、ゲイ雑誌の収集状況は良いとは言えない。
石田仁さんがかなり頑張って集めているようだが・・・。

やはり、基本的な文献資料が(1970年以降なのに)揃っていないということが、研究の遅れの原因になっていると思う。
「風俗資料館」のように、そこに行けばほとんどのゲイ雑誌が見られるような場所が欲しい。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。