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ドレスコード [生活文化・食文化・ファッション文化論]

10月23日(水)

昨日の、今上陛下、即位礼・正殿の儀に列席された、諸外国の貴顕男女は、皆、勲章を帯びた第一礼装、もしくはブータン国王のように民族衣装だった。

儀式と言うものには、ほとんどの場合、ドレスコードがある。
多くは招待状にその旨が添えてある。
そうでないと、参列者は何を着ていったらいいか迷うから。

今回は、式典委員会が定めた「饗宴の儀の次第、概略等について」という文書に、女性参列者の服装について「ロングドレス、白襟紋付、またはこれに相当するもの」と明記されていて、かつ「即位の儀」については「饗宴の儀に準じる」とあったとのこと。

常識的に考えても、即位礼という最高レベルの国家儀礼なのだから、第一礼装は当然だろう。

既婚女性の場合、それは、ロングドレス(昼間ならアフタヌーンドレス、夜ならイブニングドレス)か、和装なら留袖(ただし宮中では黒留袖は基本的に着ないので、色留袖)か、紋付(三つ紋)の訪問着であることは、絶対に宮中からお召しがない、私でも知っている。

まして、天下の宰相夫人が知らないはずはない。
膝の見えるドレスは、ロングドレスではないので、昼間でもNG。
知っていながらドレスコードを破ったのなら、天皇・皇后両陛下、そして諸外国貴顕に対して、あきらかに非礼である。

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