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「夏休みの一研究」 [日常(思い出)]

9月2日(月)

時節柄、Twitterで「夏休みの自由研究」について批判的見解を述べている人がいた。
https://twitter.com/kaneda_junko/status/1168152413196341248

私は、山間盆地(埼玉県秩父市)に生まれ育ったが、幼稚園(年長)から小学5年生までの6年間、毎夏3週間くらい、親戚の別荘(母方の会津藩士の相役で、明治以後、経済界で成功した一族)を借りて千葉県館山市に滞在した。

海辺育ちの両親(とくに母親)が、避暑と海を知らない子ども(私と妹)に海を見せて泳ぎを教えるためだったと思う。
夏休みに3週間も、家を離れていたわけで、当然「夏休みの一研究」は滞在先の海辺の家ですることになる。

覚い出すままに記すと、
1年生 浜で拾った海藻の標本  ★
2年生 埼玉県と千葉県の地形の違い
3年生 魚屋さんの研究  ★
4年生 海浜植物の標本 ★
5年生 海風と陸風の観測
6年生 秩父盆地の地質と不整合 ★

星印は秩父郡市の「夏休み一研究」で金賞(優秀賞)

私にとって「夏休みの一研究」(←1960年代はそう言った)は、
世の中のいろいろな現象に気づくこと
  ↓
「なぜだろう」と不思議に思うこと
  ↓
それを調べてみること
  ↓
考えてまとめること
を教えてもらったという点で、今の「研究者」としての原点になったと思っている。

山育ちの少年が海辺の町で、見たり気づいたりした「不思議」を「夏休みの一研究」という形に誘導してくれた母親(6年生の時は、海に行かなくなったので父親)がいたからこそのなのだが。

「課題になってる(読書)感想文と自由研究は、やりたい人だけやる、でいいと思う」には基本的に賛成だが、やった(提出した)子はちゃんと評価すべきだと思う。

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