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バート・D・アーマン著『書き換えられた聖書』 [読書]

8月5日(月)

昨日、今日とつかの間の夏休みで、家でゴロゴロしながら、読書。

バート・D・アーマン著『書き換えられた聖書』(ちくま学芸文庫、2019年6月)、とてもおもしろい。
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キリスト教の根幹をなす聖典「新約聖書」がいかにして書き換えられてきたか、誤謬と改竄の歴史。

家猫さんから「このごろ、キリシタンの本ばかり読んでる、どうしたにゃ?」と言われた。

そう言われると、その前に読んでいたのは、石川明人『キリスト教と日本人―宣教史から信仰の歴史を問う―』(ちくま新書、2019年7月)。

優秀な人材を投入し(しかも大勢の犠牲者を出し)、膨大なの費用を費やしながら、日本布教はなぜかくも無惨な失敗に終わったのか?という内容。

さらにその前には、岡田温司『マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女―』(中公新書、2005年1月)を読んだ。

何で今になって、キリスト教の勉強をしているかと言うと、2017年秋に『福音と世界』(新教出版社)に「裸体・着衣とセクシュアリティ ―近代日本におけるキリスト教の影響―」を書かせてもらった時に、自分のキリスト教の知識の決定的な不足に気づいたから。

やはり、研究者である以上、単なる「キリスト教嫌い」ではなく、ちゃんと知識を持った批判でないといけないと、今更ながら思ったから。

さあ、『書き換えられた聖書』の続きを読もう!

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