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新宿二丁目「Goldfinger」問題(6) [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月5日(水)

新宿二丁目「ゴールドフィンガー問題」、以前にも指摘したように、トランス女性・トランス男性を問わず、若い世代の反発・怒りが大きい。

私たちの世代は、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーのコミュニティが、新宿という街で、できるだけ軋轢を生まないように住み分けて来た。

トランスジェンダーのコミュニティが、「二丁目」ではなくゴールデン街を中心とする歌舞伎町なのは、そうした軋轢を地理的に回避する工夫だった。
別の世界を作って、接点を可能な限り減らせば、衝突することもない。

2010年代の「LGBTの連帯」も、「まやかし」とまでは言わないが、かなりの部分「打算」があることも知っている。
(もちろん、その中でも人間的な信頼関係は醸成される)

だから、「角が立たない」ようにいろいろ「目を瞑ってきた」。
レズビアン・コミュニティのトランス女性排除もその1つだ(代表的と言うべきか)。

早い話、理念的に間違っていることを承知していても、現実の(表面的な)安定を優先してきた「汚い大人たち」なのだ。

一方、「LGBTの連帯」が唱えられた後、本気でレインボーフラッグの下に集まった世代は、感覚がかなり違う。
「LGBTの連帯」という理念を素直に信じ、それに反する行為に怒りを表明できる「純真な若者たち」だ。

今回の「ゴールドフィンガー問題」は、いろいろしがらみがある「汚い大人」世代には解決は難しいと思う。

どうか「純真な若者」世代でこの難問を解決してもらいたい。

そのポイントは「ローカルルールからワールドスタンダードルールへの転換」だと思う。
もうひとつは、国際的な連帯だと思う。

旧体制を倒して世の中を変えていくのは、常に若い力なのだから。
そして、その積み重ねが歴史を作って行く。



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