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李琴峰「同じ船に乗って、同じ虹のもとへ」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月30日(木)
李琴峰さんの「ゴールドフィンガー問題」への見解。
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「それでも線引きしなければならないのだから、みんなはまさに「試行錯誤」をしながら、自分なりの「線引き」を試みてきました。その「線」が時にはこちら側に寄りすぎたり、あちら側に寄りすぎたりしますが、基本的に「点線」で、それもある程度フレキシブルなものでした。

しかしGoldfingerさんはその「点線」を「実線」に取り替えた上で、最も多くの人を「あちら側」に排除する場所に、その線を引きました。いや、線を引いただけではなく、鋭い刺を帯びる有刺鉄線を厳重に張り巡らしました。その有刺鉄線に、電流まで流して。
https://note.mu/li_kotomi/n/n397b5b7ba529
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「『点線』を『実線』に取り替えた」という表現は、私が指摘している、(差別的ではあるが)暗黙の慣習だったものを、文字によって公然化したことの問題性を巧みに表現している。
まさにそこにこそ、今回の件の差別性の本質がある。

李さんの文章の題名「同じ船に乗って、同じ虹のもとへ」は、言うまでもなく、牧村朝子さんの文章「それぞれの船で向かう途中」(https://note.mu/yurikure/n/n0eaf02c0470a)を踏まえている。

二つの文章の差別への認識のなんと対照的なことだろう。

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