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生放送のニュース番組でコメンテーターが激怒「人権感覚の欠如」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月10日(金)

これはひどい!
性別というセンシティブなを要素を、さしたる理由もなく興味本位でテレビが暴き立てるということは、たとえ本人の同意があったとしても、するべきことではない。

先月のテレビ朝日の研修会でも指摘したが、バラエティー番組の人権感覚欠如は、どの局もかなり問題。
しかも、局制作ではなく、制作会社に丸投げのケースがかなりあって、局の人に人権に配慮の感覚があっても、なかなか現場に届かない。

「おもしろければいい」「数字(視聴率)がとれればいい」だから、人権的にやっていいことと、悪いことの区別がつかない。

今回のケースもコメンテーターの若一光司さんが怒らなかったら、当たり前のようにスルーされた可能性が高い。

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生放送のニュース番組でコメンテーターが激怒「人権感覚の欠如」 ネット賛否

読売テレビのニュース番組「かんさい情報ネットten.」(月~金曜、後4・47)で10日、コメンテーターの作家・若一光司氏が、お笑いコンビ・藤崎マーケットが男性か女性かわかりづらい人の性別を知るために免許証を見せてもらうなどして確認したことに対して、「許しがたい人権感覚の欠如。よくこんなもん放送できるね」と怒り心頭に発し、生放送でスタジオが静まりかえる事態になった。

若一氏が激怒したのは、藤崎マーケットが街でさまざまなことをリサーチする「迷ってナンボ!」のコーナー。店の常連が男性なのか女性なのかがわからないという店員の依頼で当該人物に確認するという内容で、当初は恋人の有無や下の名前を聞いたり、胸を触ったりしていたが、最終的には免許証を見せてもらい“解決”した。

このVTRに若一氏が激怒。「あのね、男性か女性かという聞き方、許しがたい人権感覚の欠如ですね。個人のセクシャリティにそういう形で踏み込むべきじゃないです」とバッサリ。中谷しのぶアナウンサーや澤口実歩アナ、小島康裕解説デスク、ライセンス・藤原一裕、菊間千乃弁護士がいたが、誰も一言も発せないままだ。

若一氏は「こんなもんよく平気で放送できるね。報道番組として、どういう感覚ですか。ちゃんと考えろよ」と語気を強めた。中谷アナが「皆さんの悩みを聞きながらということですから…」とフォローしようとしたが、それを遮り、「たとえご本人がテレビに出ることを了解しているとしても、個人のセクシャリティにそういうアプローチをすること自体が人権感覚、人権意識にもとります」と、憤まんやるかたないようだった。

ネットでは「放送事故になっとる」、「生放送にブチ切れやばい」、「急に凍り付いた」といった声が並ぶ一方、「取材された当事者がOKなんだから」と、VTR放送を擁護する声もあった。

なお、番組ラストでは、和歌山・白浜のパンダの話題に、若一氏をはじめ出演者一同が笑顔を見せていた。

若一氏は地元大阪の歴史や、イスラエル問題、第2次世界大戦の日本軍一等兵を扱った著作で知られる。

『デイリースポーツ』2019年5月10日
https://www.daily.co.jp/gossip/2019/05/10/0012318831.shtml
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