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ニューハーフさんの老後 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月7日(火)

私に、電気ショック療法を受けさせられたことを語ってくれた圭子ママの最期は、長良川(岐阜県)への入水自殺だった。
お店が立ち行かなくなり、たぶん年金もなく、親族とは義絶状態で、病気を苦にしてのことと聞きいた。
73、4歳だったはず。

この世代の性別移行者の最期として、よくあるパターン(自殺・孤独死)といえばそれまでだが、なんとも悲しく、やるせなかった。

入水自殺(かなり根性がいる)は珍しいが、私(1955年生)の先輩世代のニューハーフさんには、自殺、困窮孤独死は珍しくない。
年金受給の資格がない人が多いこと、お仕事を引退した後、社会的な関係性をうまく作れない人が多いことなどが原因だと思う。
おじいさんの仲間にも入れない、おばあさんの仲間にもうまく入れないというのは、かなりきついことだと思う。

バブル経済期に活躍されたニューハーフさん(私とほぼ同世代)は、自殺、若くして(40~50代で)病死、生活保護受給は多いと聞いた。
やはり、引退後の社会適応がうまくいかない方が多いようだ。

そもそも、ニューハーフさんの場合、年金受給資格がある、ないに関係なく、年金受給資格まで生きる人が稀だと聞いたことがある。
そうだとすると、状況はもっと深刻ということになる。



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