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トークライブ「オカマルト×ゲンシシャ ~渋谷の夜~」 [お勉強(研究会)]

4月20日(土)
(続き)
21時、渋谷「Fiying Books」(渋谷古書センター2F)で開催されたトークライブ「オカマルト×ゲンシシャ ~渋谷の夜~」へ。
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50席ほどの会場、立ち見がでるほどの大盛況。
幸い前から2列目の席を確保。
驚いたのは、観客の9割近くが女性とだったこと。
男性は女性と同伴者とゲイだけ?

「オカマルト」店主のマーガレットさんのトーク「はやわかり! 日本のゲイ雑誌の歴史」は、貴重資料の書影がいくつも入っていて、駆け足だったが、よくまとまっていて楽しかった。
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続いて、別府(大分県)の絵葉書・古写真店「書肆ゲンシシャ」店主・藤井氏のトーク。
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貴重な写真(現物)のファイルを23冊も運んできて、それを見せながら話し、その後、客席に回覧。

現物を見られるのはありがたいのだが、貴重資料の扱いとしてはかなり大胆。
戻ってこなかったらどうするの?と思う。
私もそうだが、近年では画像化して、現物は回覧しないことがほとんどだろう。

それと、驚いたのは写真のテーマ。
もう、死体の写真がすごく多い。
19世紀末~20世紀初に欧米で流行った「死者写真」のコレクションで有名なのは知っていたが、「関東大震災」にしろ「戦場」にしろ、あるいは「首狩り」や「斬首」など、ともかくやたらと死体の写真が多い。
死体じゃないけど「女切腹(プレイ)」の写真も。

それを見せながら、とうとうと蘊蓄を騙るわけで、正直言って「これはやばい、オタクに加えてネクロフィリア(屍体愛好)が入ってる」と思う。

一段落して、観客に「見たいファイル、ありますか?」と問うと、女性客から「死体珍奇」とか「死体奇病梅毒」とか声が上がる。
すると、ニヤリと笑いながら「『死体奇病梅毒』は今回運んできたファイルでいちばん(グロ)です」と、うれしそうにファイルを渡す。

こ、怖いよ~ぉ、私、エロは強いけど、グロは好きじゃないんだよぉ。

仕事上、梅毒の病変写真とか、知ってるけど、わざわざ見たくない。
なのに、隣の席のカップルが、病変で穴が開いた頭蓋骨の写真とか見てる。
女の子が「なんで穴が開いてるの? 外科手術?」なんて言ってるので、「梅毒の末期になるとね、骨が融けちゃうんですよ。ほら、鼻腔も形が崩れてるでしょ」なんて解説してしまう自分が嫌、嫌。

23時、マニアたちはまだ盛り上がっていたけど、お先に辞去。

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