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4月13日(土)現代風俗研究会(東京の会)永井良和「ダンサーたちの風貌―銀座のモガ・以前―」 [お勉強(研究会)]

4月13日(土) 晴れ  東京  18.2度  湿度29%(15時)

10時、起床。
朝食は、りんごデニッシュとコーヒー。
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13時半、家を出る。
東急目黒線・東京メトロ南北線(四ッ谷駅乗換)JR中央線で御茶ノ水駅へ。

昼食は、「富士そば」のカツ丼(490円)。
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14時50分、明治大学へ。
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15時、現代風俗研究会(東京の会)「新風俗学教室 第20期「性の風俗」第5回」(明治大学・駿河台)。

【報告】永井良和さん(関西大学教授:社会学)「ダンサーたちの風貌―銀座のモガ・以前―」

40年間の資料収集の成果である200枚以上の画像資料を見せていただきながら、お話をうかがう、至福の時間。
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研究40年の今も、ヤフオクなどで資料を集めているとのこと。
徹底的な資料収集に基づく語りの重みとすごみをしみじみ感じた。

社会史研究というものは、かくあらねばと、改めて思った。

(メモ)戦前のダンスホール
① 同伴ダンスホール(職業ダンサーはいない)
 横浜・花月園舞踏場(1920年)
 初の営業ダンスホール。
 銀座竹川町にあった料亭「花月楼」が経営。
 女将:平岡廣高の後妻・静子(新橋芸者出身)
 後に「フロリダ・ダンスホール」(赤坂溜池)を営業。

② チケット制ダンスホール(職業ダンサーがいる)
 入場料+ダンスチケット
 チケットは1枚10銭、11枚つづり1円(物価換算3000倍)
 ダンサーは前月売上1位の人を中心に、
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 のように椅子に腰かけている。
 客は目当てのダンサーの所に行き、チケット1枚を渡す。
 指名がかち合った場合はダンサーが選択。
 1曲、踊り終わったら、ダンサーは再び着席し、同じことが繰り返される。
 1度に数枚のチケットを渡すのはマナー違反。
 また、かち合った場合は、ダンサーは踊る客を変える。同じ客と踊り続けることはしない。
 入場料だけ払い、踊らず、最新の洋楽演奏だけを楽しむ客もいた。

 営業終了後、ダンサーはチケットを経理に渡し精算。
 歩合は、東京の一流店ではダンサー6:店4。
 1日10曲×30日×10銭×0.6=180円(物価換算3000倍)
 ダンサーの手取り月収54万円相当。
 トップクラスは月収300~500円。
 当時の職業婦人としてはきわめて高収入。
  
 警察の目が極めて厳しく「品行方正」。
 戦前のダンスホールは、酒類の提供禁止。
 一流店のダンサーは、寮生活、集団出勤・退勤なので、同伴出勤や客との「アフター」が困難。
 ダンサーの「風紀」が乱れるのは、戦後の進駐軍相手以降(お酒が持ち込まれる)。

スペイン料理「デルフエゴ」で懇親会。
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↑ パエリャ、ちょっと焼きが甘い。

2次会は市川先生、中江さんのリードでカラオケへ。

23時20分、辞去。
0時半、帰宅。

就寝、2時半。


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