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『BEYOND』掲載予定「日本のLGBT30年史」編集会議 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月4日(木)
(続き)
「オカマルト」で話し込んでしまう。
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18時過ぎ、TRP(Tokyo Rainbow Pride)の事務所で編集会議(遅参)。

TRPの公式マガジン『BEYOND』5号に掲載予定の「日本のLGBT30年史」の編集作業がやっと終了。
あと私の仕事は確認チェックだけ。

それぞれ別の道を歩んできたL、G、Tの歴史をまとめるのは、やはりたいへんな作業だった。
とくに、それぞれのバランスをとるのが。

気苦労の多い仕事だったが、それなりに勉強になった。
とくに今まで知ることがなかったLの歴史を教えてもらった。

担当のSさんが、昨夜の編集会議の最後の方で「レズビアンにとっては(1990年代になってもなお)居場所づくりが重要だったのです」と言ったのがとても印象的だった。

同好サークル的な「居場所づくり」が強く意識されたのは、Gでは1950~60年代、Tでも1950年代後半~70年代で、その後は、商業化(お店)が主流になっていく。
カミングアウト本の出版にしても、G、Tは1960年代から始まるが、Lは1990年代だ。
比較史的に言えば、20~30年のギャップがある。
マルクス史学的に言えば「発展段階」にかなり差があるということ。

だから、単純比較的に言えば、Lが本文記事に一項目を立てている規模の出来事は、GやTにすればいくつもある。

たとえば、1995年に始まる、私が主催した女装者の親睦団体「Club Fake Lady(CFL)」の活動など、画期性、規模、思想性(CFLは、Cross-dressing Freedom Line =異性装の自由戦線でもある)、後への影響などを考えれば、本文に一項目を立ててもおかしくないと思う。

1999年始まるモカさんの「女装・ニューハーフプロパガンダ」や、2009~10年の井上魅夜さんの「東京化粧男子宣言」なども同様で、一項目にする価値は十分にある。

でも、そんなことを言い出したら収拾がつかなくなる。
だから、自分の担当(T)原稿を出してしまったあとは、あまりあれこれ言わないようにした。

限られた誌面をL、G、Tが取り合うようなみっともないことはしたくないし、いろいろ要求しても取りまとめ役のIさんを困らせるだけなので。

やはりG&LとTは歴史の流れが違うなぁという、半ば、あきらめの気持ちもあって、Tの「平成30年史」年表は別に作っている(ほぼ完成に近づいている)。

編集会議、終了後、山縣さん、石田さんと二丁目のタイ料理店「バーンキラオ パラダイス」で食事。
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タイ料理でイカは初めて食べた。
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この店、なかなか本格的なのでわりと気に入ってる。
でも、一人だと、ちょっと生きづらい。

23時、散会。
0時過ぎ、帰宅
就寝、3時。

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