11月26日（日）「カシオペア紀行」（２日目：秋田に到着）

11月26日（日）

目が覚める。暗い寂しい駅。

ホームに雪が積もっている。
外はまだ真っ暗。
時計を見ると６時。
ということは、青森駅？
夜中の間に遅れを取り戻したらしい。

青森駅のあたりはかなり雪がある。

ところが津軽平野に入ると雪は少なくなり、弘前駅は雪はなかった。


しかし、青森県と秋田県の県境に近づくとまた積雪。

雪の積もり方は、地域や地形でけっこう変わるのだなぁ、と実感。
それにしても、まだ11月、今年は雪が早い。

夜が明けるまで熟睡していた家猫さんが起き出したので、私も身支度。

7時、コーヒーと朝ご飯が配給される。

お握りと稲荷寿司、それに鶏の唐揚げなのだが、ご飯が固くなっている。
これは落第。
作ったのが横浜の「大船軒」だから、少なくとも15時間以上は経っている。
せめて、仙台あたりで積み込めないものなのか？

ラウンジカー（12号車）に行ってみる。
青森駅で進行方向が変わり、機関車の位置が変わったので、やっと展望車らしくなった。

でも、周囲の景色は寒々していて、あまり楽しくない。

部屋に戻って下車の準備。
９時31分、秋田駅に到着。


乗車時間17時間11分。
閉所恐怖の傾向がちょっとある私には、少しだけ辛い長旅だった。

なまはげさんの歓迎。

私、まだ目が覚めていない顔をしている。