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法王、ひそかに面会 同性婚証明拒んだ米書記官と [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月1日(木)

日本の同性愛者や支援者の間に、同性愛に対するローマ法王庁の姿勢の柔軟化を期待する声があるが・・・。
この記事を読むと、カトリック教会の同性婚(というより同性愛)を認めない原則に揺らぎはないことがわかる。

とはいえ、さすがに「同性婚を認めないのは違憲」と決定したばかりアメリカで、法王様も「同性婚は神の教えに背く」とは演説できなかった。
言葉に出さなかった分を、異例の接見という形で表したのだと思う。

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法王、ひそかに面会 同性婚証明拒んだ米書記官と 「気持ち強く持って」訪米中15分

「キリスト教の教えに反する」として、同性カップルに婚姻証明を発行することを拒んだ米ケンタッキー州の郡書記官が、訪米したローマ・カトリック教会のフランシスコ法王とひそかに面会した、と弁護士が明らかにした。書記官の弁護士によると「夫と一緒に面会し、励まされた」という。AP通信によると、バチカンのロンバルディ報道官は「コメントしない」と述べ、会談を否定しなかったという。

カトリック教会は同性婚に反対の立場だが、法王は訪米中に目立った発言をしなかった。しかし、ローマへ戻る飛行機では婚姻証明の発行拒否について記者から問われ、「良心による拒否の権利はすべての人間にある」と述べていた。

キム・デービス書記官は9月上旬に収監されたが、現在は釈放されている。弁護士によると、24日にワシントンで15分ほど面会した。法王は英語で「気持ちを強く持って」と書記官に語りかけたうえでロザリオを手渡したという。デービス書記官はカトリック教徒ではない。(ニューヨーク=中井大助)
『朝日新聞』2015年10月1日16時30分

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コメント 2

フランシスカ

追加情報です。

その後、この「面会」がデービス側が描写したような個人的な「面会」ではなかったこと、教皇が彼女の立場を支持しているわけではないことが、教皇庁から、誤解を解くために公式発表されています。

この発表によると、教皇との「個人的謁見は、前日に一件あっただけ」だそうですが、その唯一の面会は、教皇のもと生徒でゲイであることを公にしている男性とその十数年来のパートナー(つまり、もうひとりゲイの男性)、その他の友人ともたれました。この様子はYouTubeで見ることができます。
by フランシスカ (2015-10-03 19:10) 

三橋順子

フランシスカさん、情報ありがとうございます。

個人的謁見ではなかったようですね。
でも、ロザリオは・・・?


by 三橋順子 (2015-10-04 03:52) 

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