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土肥いつき著『「ありのままのわたしを生きる」ために 』 [読書]

12月25日(木)

友人の土肥いつきさんから、新著『「ありのままのわたしを生きる」ために 』をいただく。
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性教育ハンドブック(6)「『ありのままのわたしを生きる』ために」
土肥いつき著
2014年12月22日
JACE(一般財団法人日本児童教育振興財団内 日本性教育協会)発行
定価500円
購入希望の方は下記からどうぞ。
http://www.jase.faje.or.jp/pub/sy06_arinomamano.html#book01

「性別違和」を抱えた高校教員の自叙伝。
JASEの月報『現代性教育研究ジャーナル』に3年間(2011年4月~2014年3月)36回連載されたものに加筆してまとめたもの。

そもそも、月報に3年間1度も欠かさず文章を書き続けるということがすごい。
トランス関係では、月刊の性風俗雑誌『風俗奇譚』に足掛け8年間80回連載された加茂こずゑ『女装交友録』(1967年6月号~1974年1月号)に次ぐ偉業ではないだろうか。
ちなみに、私の「フェイクレディのひとりごと』(『ニューハーフ倶楽部』連載)は、足掛け13年56回(1995年5月~2007年8月)だが、隔月もしくは季刊誌だったので。

月報連載時から、ほぼ毎回読んでいたが、再読して「この人は強いな」と改めて思った。
男性から女性へと性別を移行していくなかで、自分を突き詰めて、そして突破していく力がすごい。
そういうことが苦手で逃げてばかりいる自分からすると、うらやましい限りだ。

だからこそ、大勢の人たちが、土肥さんの生き方に感銘して「お手本」にするのだと思う。
この本も「生きている性教育:土肥いつき」の生き方を示す「教典」になっていくだろう。
そうしたカリスマ・トランスジェンダー的な扱いを、ご本人が好まないことは、よく承知しているが、世の中、そんなものだ。

でも、土肥さんのことだから、きっとそんな好ましくない状況を、自分の方法で突破していくだろうと、トランス界「反面教師」は思う。
ともかく、執筆、お疲れ様でした。

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