2月18日(火)アジアのトランスジェンダーと交歓/UNAIDSビデオ・メッセージ収録-「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」参加記(5日目の2) [現代の性(WPATH 2014)]
2月18日(火)
(続き)
11時、午後からUNAIDS(国際連合エイズ合同計画)のインタビュー撮影があるので、会場(Jasmine Room)の場所確認のため、北棟2階に行ってみる。
そうしたら、フィリピン組がいて、たちまち撮影会になる。
今日が最終日だから、記念撮影のラストチャンス。
実は、私も今日は積極的に記念写真を撮ろうと決めていた。


(左)フィリピンのKevin Stevanusさんと。 (右)フィリッピンのMagdalena Robinsonさんと。

フィリピン勢と日本勢の記念写真。
フィリピーナはとても明るく楽しい。
中には日本語が少ししゃべれる人もいる。
次々に人が集まってくる。

トンガのJoleen Mataeleさんを囲んで。
インド勢が加わる。

左からタイのNatt Aptnさん、インドのLaxmi Narayan Tripathiさん、フィリピンのKate Montecarlo Cordovaさん、インドのAbhina Aherさん。

インドのAbhina Aherさんと。
今回のWPATH2014では、インド勢と私だけが民族衣装だった。
日本人の中には、日本人が海外で着物を着ることを嫌がる人がけっこういう。
私も過去に何度か嫌な思いをしたことがある。
着物を前近代的後進性の象徴と見る人が多いからだ(洋装=近代化された先進的服装)。
それだけに、インドの人たちが堂々と民族衣装を着ているのが、とても印象的ですてきだった。

左からインドのAbhina Aherさん、トンガのJoleen Mataeleさん、フィリピンのKevin Stevanusさん、インドのLaxmi Narayan Tripathiさん、私。

左から、フィリピンのKate Montecarlo Cordovaさん、シンガポールのJoe Wongさん、インドネシアのAngela Ienesさん、私、大河リリィさん

Asia Trans Womanの脚線美。
皆、ちゃんとポージングができてるところがすごい。
さらに人が増えてきて・・・、

こんな大集合写真になった。

ちょっと時間を置いて・・・。
香港のKasper Wanさんを囲んで。

左から大河りりぃさん、香港のKasper Wanさん、私、ニュージーランドのJack Byrneさん、マレーシアのDorian Wildeさん。

左から中国のEmma Hooさん、私、マレーシアのDorian Wildeさん。
-181a0.jpg)
左からネパールのBhakti Shahさん、大河りりぃさん、私、中国のEmma Hooさん、マレーシアのDorian Wildeさん。
いや~ぁ、楽しかった。
短い時間だったけども、こうやってアジアのトランスジェンダーの仲間たちと交歓できて、それだけでもWPATH2014に来たかいがあった。
12時過ぎ、昼食。
「WPATH」での最後のご飯。
.JPG)
ご飯をセーブして、デザートもいただく。
-336fc.JPG)
今さらだけど、レストランの2階は伝統様式になっている。
-1e663.JPG)
最後のランチでもミーティングする人たち。
ほんとうに皆さん真面目で、頭が下がります。
-f23d2.JPG)
レストラン入口の象の像の前で記念撮影。
-8fe1b.jpg)
14時、北棟2階のJasmine RoomでUNAIDS(国際連合エイズ合同計画)の撮影。
-eecca.JPG)
まず、スチール撮影。
-e32f5.JPG)
日本の大河りりぃさん。
-3a78f.JPG)
タイのNatt Kraipetさん。

そして、私。プロのカメラマンに撮ってもらったのは久しぶり(4年ぶり)。
その後、ビデオ・メッセージの撮影まで1時間ほど待機。
ビデオ収録はテレビ出演で慣れているはずだが、こうやって待たされると緊張感が高まってしまう。
UNAIDSが用意してくれたお摘み。
.JPG)
おいしそうだけど、ルージュが乱れるのであまり食べられない。
緊張感を和らげるために、フルーツと生春巻きを少々いただく。
15時、ようやく、ビデオ・メッセージの収録。

3つの質問に応じて、しゃべる。
(質問1)「あなたのトランスジェンダー・アイデンティティについて何か差別された体験についてお話しください」
「私は戸籍に性別と、生活上の性別が異なっているので、大学で講義をするための手続きの際に、その不一致がトラブルになることがあります。
たとえば、ある大学から書類の性別欄に『男性』と記すように求められ、拒否したところ、『性別欄に記入がない書類は前例がない』と言われ、手続きが止まってしまったことがありました。
現在の日本は、男と女のどちらしか存在しない性別二元社会であり、それがトランスジェンダーの就労を困難にしています。
そうしたハードな二元システムを緩めていかないといけないと思います」
(質問2)「health care について、何かしたいことはありますか?」
「私は東京在住なので、比較的恵まれていて、医療アクセスについては、特に困難は感じていません。
専門医のカウンセリングは受けましたが、女性ホルモン投与は、標準よりかなり少ないレベルで、自分の知識と経験で行っています。
ただ、私のような高齢のMtFのホルモン投与については、今までほとんど考慮されてこなかったので、今後、参考となる基準が作られると、ありがたいです」
(質問3)「アジア・パシフィックのトランスジェンダーのこれからについて、あなたの希望することをお話しください」
「アジアと太平洋の多くの国は伝統的で固有のトランスジェンダー文化を持っていました。
それを捨ててしまうのではなく、人権と健康という観点を加えて再構築していくことが必要だと思います。
欧米と違った道筋があっていいはずです。
伝統的社会では、多くのトランスジェンダーが社会と調和し、シャーマンなどの職業的役割を果たし、人々から尊敬されていました。
その姿を取り戻さなければならないと思います。
力を合わせて進みましょう」

最後に、メッセージカードを持って、スチール撮り。

15時半、お役目、すべて終了。
(続く)
(続き)
11時、午後からUNAIDS(国際連合エイズ合同計画)のインタビュー撮影があるので、会場(Jasmine Room)の場所確認のため、北棟2階に行ってみる。
そうしたら、フィリピン組がいて、たちまち撮影会になる。
今日が最終日だから、記念撮影のラストチャンス。
実は、私も今日は積極的に記念写真を撮ろうと決めていた。


(左)フィリピンのKevin Stevanusさんと。 (右)フィリッピンのMagdalena Robinsonさんと。

フィリピン勢と日本勢の記念写真。
フィリピーナはとても明るく楽しい。
中には日本語が少ししゃべれる人もいる。
次々に人が集まってくる。

トンガのJoleen Mataeleさんを囲んで。
インド勢が加わる。

左からタイのNatt Aptnさん、インドのLaxmi Narayan Tripathiさん、フィリピンのKate Montecarlo Cordovaさん、インドのAbhina Aherさん。

インドのAbhina Aherさんと。
今回のWPATH2014では、インド勢と私だけが民族衣装だった。
日本人の中には、日本人が海外で着物を着ることを嫌がる人がけっこういう。
私も過去に何度か嫌な思いをしたことがある。
着物を前近代的後進性の象徴と見る人が多いからだ(洋装=近代化された先進的服装)。
それだけに、インドの人たちが堂々と民族衣装を着ているのが、とても印象的ですてきだった。

左からインドのAbhina Aherさん、トンガのJoleen Mataeleさん、フィリピンのKevin Stevanusさん、インドのLaxmi Narayan Tripathiさん、私。

左から、フィリピンのKate Montecarlo Cordovaさん、シンガポールのJoe Wongさん、インドネシアのAngela Ienesさん、私、大河リリィさん

Asia Trans Womanの脚線美。
皆、ちゃんとポージングができてるところがすごい。
さらに人が増えてきて・・・、

こんな大集合写真になった。

ちょっと時間を置いて・・・。
香港のKasper Wanさんを囲んで。

左から大河りりぃさん、香港のKasper Wanさん、私、ニュージーランドのJack Byrneさん、マレーシアのDorian Wildeさん。

左から中国のEmma Hooさん、私、マレーシアのDorian Wildeさん。
-181a0.jpg)
左からネパールのBhakti Shahさん、大河りりぃさん、私、中国のEmma Hooさん、マレーシアのDorian Wildeさん。
いや~ぁ、楽しかった。
短い時間だったけども、こうやってアジアのトランスジェンダーの仲間たちと交歓できて、それだけでもWPATH2014に来たかいがあった。
12時過ぎ、昼食。
「WPATH」での最後のご飯。
ご飯をセーブして、デザートもいただく。
今さらだけど、レストランの2階は伝統様式になっている。
最後のランチでもミーティングする人たち。
ほんとうに皆さん真面目で、頭が下がります。
レストラン入口の象の像の前で記念撮影。
-8fe1b.jpg)
14時、北棟2階のJasmine RoomでUNAIDS(国際連合エイズ合同計画)の撮影。
まず、スチール撮影。
日本の大河りりぃさん。
タイのNatt Kraipetさん。

そして、私。プロのカメラマンに撮ってもらったのは久しぶり(4年ぶり)。
その後、ビデオ・メッセージの撮影まで1時間ほど待機。
ビデオ収録はテレビ出演で慣れているはずだが、こうやって待たされると緊張感が高まってしまう。
UNAIDSが用意してくれたお摘み。
おいしそうだけど、ルージュが乱れるのであまり食べられない。
緊張感を和らげるために、フルーツと生春巻きを少々いただく。
15時、ようやく、ビデオ・メッセージの収録。

3つの質問に応じて、しゃべる。
(質問1)「あなたのトランスジェンダー・アイデンティティについて何か差別された体験についてお話しください」
「私は戸籍に性別と、生活上の性別が異なっているので、大学で講義をするための手続きの際に、その不一致がトラブルになることがあります。
たとえば、ある大学から書類の性別欄に『男性』と記すように求められ、拒否したところ、『性別欄に記入がない書類は前例がない』と言われ、手続きが止まってしまったことがありました。
現在の日本は、男と女のどちらしか存在しない性別二元社会であり、それがトランスジェンダーの就労を困難にしています。
そうしたハードな二元システムを緩めていかないといけないと思います」
(質問2)「health care について、何かしたいことはありますか?」
「私は東京在住なので、比較的恵まれていて、医療アクセスについては、特に困難は感じていません。
専門医のカウンセリングは受けましたが、女性ホルモン投与は、標準よりかなり少ないレベルで、自分の知識と経験で行っています。
ただ、私のような高齢のMtFのホルモン投与については、今までほとんど考慮されてこなかったので、今後、参考となる基準が作られると、ありがたいです」
(質問3)「アジア・パシフィックのトランスジェンダーのこれからについて、あなたの希望することをお話しください」
「アジアと太平洋の多くの国は伝統的で固有のトランスジェンダー文化を持っていました。
それを捨ててしまうのではなく、人権と健康という観点を加えて再構築していくことが必要だと思います。
欧米と違った道筋があっていいはずです。
伝統的社会では、多くのトランスジェンダーが社会と調和し、シャーマンなどの職業的役割を果たし、人々から尊敬されていました。
その姿を取り戻さなければならないと思います。
力を合わせて進みましょう」

最後に、メッセージカードを持って、スチール撮り。

15時半、お役目、すべて終了。
(続く)
2014-02-20 22:17
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0