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12月8日(日)NHKスペシャル「日米開戦への道~知られざる国際情報戦」 [近・現代史]

12月8日(日)   曇り   東京   11.2度  湿度39%(15時)
11時、起床。

夕食は、先週の日曜日と同じく、息子が信州旅行で買ってきたお蕎麦。
「善光寺参道の味 戸隠そばの里」(古澤製麺)
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見た感じ、先週のよりは良さそうだと思う。
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茹であがりは、こんな感じ。
味は、喉越し、風味ともに、まあまあ。
少なくとも先週の蕎麦よりは上。
世間標準的には「おいしい蕎麦」だと思う
我が家の評価は、秩父武蔵屋が基準(A+評価)なので、それと比較するとB評価かな。
付け合わせは、牛切り落とし肉と長葱の炒め煮(写真撮り忘れ)。

今日12月8日は、太平洋戦争の開戦記念日。
NHKスペシャル「日米開戦への道~知られざる国際情報戦」を見る。
開戦前の日米英の情報戦(スパイ合戦)の実態を豊富な新資料で明らかにしていて、とても興味深かった。
まず、イギリス軍の高度な暗号解読技術の存在(ナチスドイツとの戦いの中で培われた)。
従来はアメリカの暗号解読ばかりが注目されていたので、これは新視点。
イギリス(チャーチル首相)が日本の暗号を解読し、それをアメリカ(ルーズベルト大統領)に伝えることで、アメリカが日本との開戦止むなしに傾いていった状況がよくわかる。

また、日本に開戦を決断させた、実質的な最後通牒「ハル・ノート」が極めて強硬なものになった背景に、イギリスと中国(蒋介石総統)の強い働きかけがあったこと。
つまり、当初は日米開戦を回避したいと思っていたアメリカに対し、イギリスと中国はなんとか日米開戦に持ち込みたかったことが、改めてはっきりした。

さらに、興味深いのは個々のスパイの存在。
日本のエージェントとして、コードネーム「新川」として活動していた元イギリス軍人がいたこと、知らなかった。、
ロサンゼルスのビバリーヒリズに住む裕福な実業家を装い、西海岸の財界などにとけこみ情報提供者のネットワークを広げていたフレデリック.J.ラットランド (元イギリス空軍少佐)。
なぜイギリス軍の優秀なパイロットで、日本のパイロット養成にもかかわった彼がなぜスパイになったのか?もっと詳しく知りたいと思った。
ラットランドは、実はアメリカとの二重スパイで、彼のリークによって、日本のアメリカにおける諜報活動は大打撃を受けることになるなのだが・・・。
また、アメリカ政府の中枢にソ連のスパイがいて、対日政策の転換に影響を与えていた可能性があることも驚いた。
アメリカ、意外に用心が足りない・・・。

また、野村吉三郎駐米大使(海軍大将)や、アメリカにおける日本の諜報活動の元締めであった横山一郎駐在武官(海軍大佐、後に少将)が、日米開戦回避に重ねた懸命の努力も忘れてはならないと思う。

太平洋戦争は「すべて日本が悪い」という歴史観を持っている人たちには通じない話だろうが、こうした歴史事実をひとつひとつ掘り出して積み重ねる努力の先に、本当の歴史があることを、歴史研究者の1人として改めて強く思った。

夜中、都留文科大学のレジュメ作り。
お風呂に入って温まる。
就寝、3時。
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