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上野不忍池にウミネコ [世相]

7月28日(日)
去年の夏、東京芸術大学の博物館で特別展を見た後、上野のお山の鎮守である穴稲荷(忍岡稲荷)と不忍池の弁天様にお参りした後、池の畔をテコテコ歩いていたときに、見慣れぬ鳥を見かけた。
ん?この鳥、ウミネコに見えるけど・・・、でもなんでウミネコがここに?
まあ、東京という街は意外と海に近いし、大川(隅田川)経由で迷い込んできたのだろう(1羽だけだったし)、ということで自分で理由づけして納得してしまった。
そうか、不忍池に住み着いていたのか・・・(驚)
不忍池は、東京湾が大きく入り込んでいた時代(縄文時代)に、日比谷の入り江のいちばん奥だったのが、その後、海が退いて行く際に取り残されたものだし(ウミネコは知らないと思うが)、弁天様の池だから基本的に殺生禁断なので、海鳥の餌になる魚類も多い。
天敵もいないようだから、住み着くのもわかるような気がする。
たしかにフン害は厄介だが、もともと日本にいる鳥なのだから駆除するほどのこともないと思う。
それより、池にいる危険な外来生物(ワニガメ、カミツキガメ)を駆除するのが先だろう。
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<ウミネコ>上野のマンションで繁殖 住民「フン害」も
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不忍池を中心に繁殖するウミネコ(右側の大きな鳥はウミネコではない)=東京都台東区の上野公園で、中村藍撮影

東京・上野公園周辺のマンションなどで野生のウミネコが繁殖している。都市部での繁殖は世界でも珍しい。フンなどに苦情も多く、台東区が対策に乗り出したが、専門家からは「共存を目指すべきだ」との声も上がる。

同区台東3の高層マンション屋上。数羽が乱舞し、管理人の男性は「多い時は70羽ほどいた。早朝から鳴き声がうるさく、高層階ではベランダにフンが落ちるから洗濯物を干せない」と嘆く。

カモメ科のウミネコは東アジアの沿岸地域に生息。繁殖期には離島など人の居住地域から離れて暮らすのが一般的だ。上野にすみついたのはなぜか。樋口広芳・慶応大学特任教授(鳥類学)によると、1990年代に上野動物園が保護して放した一部が園に戻り、不忍池(しのばずのいけ)で繁殖したのが起源とされる。さらに東日本大震災の津波で東北沿岸の繁殖地が流され、一部が飛来した可能性が高いという。

台東区が屋上緑化を推進していることもすみついた要因。2011年に区内で巣が初めて確認され、周辺には50~100羽の成鳥と20~30羽のヒナがいた。今年は7月16日までに計93件の苦情や相談が区にあった。区は緑地部分にネットを張るなどの対策に乗り出したが、ネットのない屋上に巣が次々と作られ「いたちごっこ」だ。

樋口特任教授は「『排除』に動くのではなく、お台場などにウミネコを誘導し、鳥好きの集まる新名所にするなど、共存の道を探るべきだ」と話す。【藤沢美由紀】
『毎日新聞』 2013年07月28日 10:38
http://mainichi.jp/select/news/20130728k0000e040083000c.html
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