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新宿2丁目ゲイグッズ専門店「ルミエール」摘発 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月16日(土)

この1~2年、ニューハーフ系やゲイ系の店の摘発が続いている。
今までは、「少数の特殊な性的嗜好」ということで、警察も「お目こぼし」していた面は確かにあると思う。
それが「お目こぼし」(ダブル・スタンダード)がなくなり、ヘテロセクシュアルと同様の基準で摘発されるようになったのなら、ある意味「世間並」になったとも言える。

少なくとも、ゲイだから男性器を露出した写真集もOK、公共施設(映画館など)で「ハッテン」(猥褻)行為をしてもOKという、今までのような治外法権的感覚は通用しなくなるということ。

あからさまに現行の猥褻基準に挑戦するような写真集を出して、それによって大きなお金(1冊7000円で880部なら616万円)が動けば、警察が黙っていないのは当たり前。
そこらへん、ちょっと警察権力に対する考え方が甘いなぁ、と思う。

根本的に言えば、芸術表現と猥褻の線引きの問題になるのだが、その論議と、現行の法的基準を遵守するかどうかは別の問題。
出版物に対する規制が不当だから、あるいは現行の猥褻表現の基準に反対だから、法的基準を破ってもかまわないということにはならない(私は法令順守主義なので、そうした立場はとらならない)。

芸術と猥褻の線引き(司法判断)を変えるために、わざと逮捕されて、裁判で徹底的に争うという方法もあると思う。
今回のケースで、レスリー・キー氏は、そこまでやる気があるのだろうか?
もし、徹底的にやるのなら支援したいが・・・。
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同性愛グッズ専門店を摘発 レスリー氏の写真集販売容疑

写真家のレスリー・キー氏=わいせつ図画頒布容疑で逮捕、釈放=のわいせつ写真集を販売したとして、警視庁保安課が同容疑で、東京・新宿の男性同性愛者向けグッズ販売店「ルミエール」経営の男(61)ら2人を逮捕していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。2人とも処分保留で釈放されている。

同店は男性同性愛者向けの店舗が集まる新宿2丁目で、DVDや雑誌などの品ぞろえが豊富な老舗として知られる。経営者の男は専門誌「バディ」の編集長も務め、「レスリー氏の写真集は芸術だから大丈夫だと思った」と供述している。

逮捕容疑は平成23年12月9~10日、同店で、男性器の写真を多数掲載した同氏の写真集4冊を計約2万8千円で販売したとしている。9日は同氏も店頭販売し880冊が売れたという。

「msn産経ニュース」2013.3.16 02:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130316/crm13031602000000-n1.htm

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